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(2007/05/21/00:27)

こんにちは石動です。
このページは私を取り巻く友人の皆様と、私の無駄な努力のおかげにより作成されてしまったものです。
(ちなみに友人の氏名は特定されてしまう場合があるので、H.N.の頭文字をとりました)
・・・若干の内輪ネタもあるとは思いますがそのへんはご勘弁を。

・・・どうやら、私の周りにはネタ好きの方が多いみたいですね。


ちなみにコレが完成した後でなんですが、無駄に長い。
時間を有意義に過ごしたい人はコンナもの見ないでニコニコ動画でも見て他方が良いでしょう。

なお、この物語は4割フィクションであり、 実在する人物、地名、建築物とは あんまり関係がございません。






[Case] _ _ _ 奇妙な贈り物 〜Dishonest present〜


[登場人物図]


注意:
この登場人物図は物語の内容に合わせ構成したものです。
実在する人物とは関係は無い・・・・筈です。




■5月3日

大型連休(GW)の半ばに差し掛かった5月の3日。
ソメイヨシノも新緑の深みを増し、春の陽気も夏の暑さへと変わりつつあった。

この時私は家族との旅行をしに、そして友人の自宅に泊まりに
関東のとある場所へとやって来ていた。
そう、GWを有意義に過ごすために―――。
これはもちろん就職活動など完全に無視した行為である。


それは突然、一通のメールから始まった―――。

携帯電話のバイブレーションが鳴る。


C氏からメールだ。

C氏とは同じ大学のサークルメンバーであり、
現在は大学付近のアパートでひとり暮らしをしてる。
メールの内容は至って単純だった。

C氏「突然ですが赤と青どちらが好きですか?」

私は少しの疑問をもつつも、このメールの問いに『青』と答えた。
しばらく経ってから『分かりました』との返信が来た。


一体なんだったのだろう・・・。
何も分からず、私は奇妙な感覚だけに包まれていた。
そう、考えもしていなかったのだ・・・

この時、C氏が何処で何をしていたかなど。

それから5分程後、再びメールの返信が来た・・・。

C氏「残念ながら青は売切れてしまったようです」

私は、この文章から彼が“何か”を買うために悩んでいるという事を理解した。
そして、先程の文章から赤または青の種類があることを思い出し、
『じゃあ、赤で(ぉぃ』などと軽率なメールをしてしまった。

再び来た彼からのメールは『GW明けを楽しみにしててくださいな』というものだった。

その後メールで何を買ったのか聞いたのだが、買った“何か”知ることは出来なかった。
ただ『まあまあwktkしながらまっててください』というメールが、
私の不安を募らせた。



■5月7日

GWも終盤に入り、4年の卒論のため再び大学に通う日がやってきた。
・・・といってもただゼミの先生に研究内容について会談を行うだけであったのだが。

それよりも私が気になったのが昨日の深夜に来たメールのことである。
C氏からメールである。

3日に来たメールを最後にしばらく彼からのメールが来なかった。
しかし、6日の深夜に再びメールが来たのだ。

C氏「明日は大学に来ますか?」

このメール最初見た瞬間、
明らかにあの内容に絡んだものであることに気付いた。

そして、行くと私が答えると『サークルの時間を楽しみに』との返信が。
この瞬間、私は確信した。

この“何か”の矛先はC氏自身の為にではなく、
              私に向けられているのだと・・・!!



全く、情けない。本来ならば『赤と青の・・・』と問われた時点で、
“何か”の対象が『一体誰に向けられているか』を考えるべきであったのである。

しかし、それに気付くことなくこの日を迎えてしまった。
そう、私はMMRが結論を出す時間よりも遅すぎたのだ。



―――ゼミ室に向かう足が重い。
この会談が終われば次はサークルに出なくてはならない。
いっそのこと逃げてしまおうか。しかし・・・


そんな葛藤を行っているうちに私の脳裏に微かな希望が見えた。


・・・本来プレゼントを渡すということは、相手に喜んでもらう品を渡す行為である。
しかし、同じサークルの友人である以上ネタであるの確率のほう非常に高く、
また、サークル自体オタク要素を含んでいることや、私のリアクションの高さ、
そしてサークル内で弄られ役として確立している立場を考えてみると、
その確率は虚空(10-20)の域である。

そもそも、このタイトルを考えるとまず良い物ではないだろう。
そう、確かにこのままでは絶望しか見えないのである。


だが、ここで考えてもらいたい。
絶望するということは、“何か”の内容が分からないことが前提であるのだ。
また、私のリアクションをとることを目的としているならば、
肉体的よりも精神的にショックを与えるものである物に間違いは無いのだ。
つまり、“何か”を予測し、その範疇であれば恐らくショックは相当軽減されるのだ。

さらに、彼が私の好きなものを知っていることを考慮すると、
逆説的な考えも出来るだろう。
愛する“優曇華”や“エルルゥ”の品で驚かしたりするかもしれないのだ。



―――ゼミの会談が始まる。
その会談の中、私はC氏が“何を”買ったのかを予測することにした。



・・・C氏が“何か”を買った場所は、ネタがある場所であることは間違いない。
そして一般的なパターンを考えると行く場所は秋葉原か別の場所、
つまりは

秋葉原の店・コンサート・即売会会場・旅行

この3つのどれかであろうという推測がつく。
また、彼がひとり暮らしのこととサークルで課題が出ていたことを考えると、
旅行へ行った可能性はないだろう。
しかも、ネタの品を買うという行為を行う場合は
個人で行動している時より、団体行動のほうが取りやすいのである。
となると、友人、例えば近所に住む同じサークルの仲間のG氏やK氏などと、
“どこか”で“何か”を買ったことが推測されるのだ!

しかも、C氏やG氏がよく参加している瑞樹奈々のコンサートの話が
GW前に出てなかったことを視野に入れるとコンサートの可能性は薄い。
つまり以下の2つに絞られるのだ。

秋葉原の店・即売会会場

さらに、この2つから連想出来るものは大まかに4つ。

同人系グッズ・(ギャルゲーの)ゲームグッズ・同人誌・画集

そして決定的なのが、3日のメールの『赤と青』というヒント。
これは明らかに本の選ぶ基準ではない。
となると同人またはギャルゲーのグッズとなるだろう。

そして、同伴していたと予想されるK氏が“うたわれるもの”が好きなことから
ネタ的にはこのネタが使われることになるだろう。

そして私は“うたわれるものらじお”で有名になった、
“この人のコレ”がほぼ間違いなくネタとして使われると確信したした。


エルルゥのフォークだということを!!!


―――ゼミの会談は1時間30分にも及んだ。
しかし、私にはそれが逆に好都合だった。
あらゆる可能性を破棄し、そして考察した結果が導き出せたのだから。


この数日間、分からない恐怖に怯えていた私はもういない。
自信に満ちていたのだ。


そしてゼミが終わり次第、C氏の場所へと足を運んだ。



―――部屋にはC氏他、K氏やG氏といったサークルの主要メンバーが既に待っていた。

そして、おもむろに袋を渡されたのだ。


その中には20cmほどと15cmの長方形の箱本、そして本が入っていた。

まずカバーの掛かった本を調べて見ることにした。
・・・それは“うたわれるもの”のアンソロジーコミックだった。

(・∀・) イイ!!


そして、20cmほどの長方形の箱。
これは、画像があるので見てもらいたい。




既に箱に書いてあることからも分かると思うが、




キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!


素晴らしく予想通りの展開だ。


話によると、やはりC氏はG氏達と共に5月3日に東京ビックサイトで開催された
“DreamParty”というイベントに参加したらしく、
その時にネタで購入したものらしい。

どうやら、私は単に思い違いをしていたのだ。
サークルのメンバーがネタしか買ってこないということばかり気を取られ、
プレゼントという本来の意味を忘れていたのだ。



―――[Present]---贈り物。お世話になった人などに送ること―――。




私は嬉しさの反面、自分の愚かさ恥ずかしくなった。


・・・しかし、1つ大きな疑問が残る。
『赤か青』という質問さた内容である。

フォークの色かと思われたいたその色は銀色であり、箱の色も淡色な白だ。
赤や青など一切使われいない。


一体どういうことだろう。


そう、思いながらも袋の中にもう1つ15cmほどの箱が入っているのに気が付いた。
それは非常に軽く、
ピンクの様な淡い色をしており・・・



つまりは、

これが

“何か”

だったのである。










それでは皆さん、答え合わせついでに確認してみようではないか。



(゜Д゜)・・・?







(゜Д゜;)・・・?







Σ(゜Д゜||)!!!!!!????





ちょwwwwおまwwww
あるあ・・・ねーよwww

ざんねん!!
わたしの ぼうk・・・(ry




様々な言葉が頭を巡った。









まさか縞パンが(リアルで)来るとは予想もしていなかった。
・・・と言うより、


コレ2500円(税抜)もすんの!!!?
(やっぱり、世界は腐っていたよママン。)


・・・もぅ、言うことは無い。
色々悪足掻きしたものの、やはりタイトル通りのオチだったようだ。

どうやら私にはDishonest―――“邪な”プレゼントしか残されていないのだ。
そう思いつつ、私は赤から青にシフトする澄み切った空を眺めていた。



――――END




長文の割りに内容がクソですんまそ(´・ω・`)
そして最後まで読んでくれた貴方、マジで感謝!!!!







TOPへ・・・。





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